テント解体のバイトに行ってきた
昨日は暇だったので、隣町のお寺で行われた葬式のテント解体の単発バイトに行ってきた。
普段は接客業だからたまには肉体労働の世界を体験してみようと思って応募したんだけど、想像以上にしんどかった・・・
電車に乗って目的の寺に着いたのだが10人来るはずなのに1人来ていなくて僕以外は全員30~40代ぐらいのおっさん。
点呼があって、早速重い荷物を運ぶ。ろくに指示が無いのでそれぞれ見よう見まねで机なんかを片づけていると「かたまってんじゃねぇ、そんな所に何人もいらねえだろ!」とどやされた。
祭具用品が片付いたら次はテントの解体をやった。と言っても解体自体は向こうの社員がやって僕らはテントの骨組みを運ぶだけ。運動会なんかで使う鉄パイプ4本で支えるだけのようなテントではなく、もっとガッシリした鉄骨を家のように組み合わせるタイプのやつだったので、パーツ1つ1つが超重くてしんどい。
しばらく作業しているとまず何がきついって握力がなくなってくる。物にもよるけど担いだ方が遥かに楽だってことが分かった。
大体6時間ぐらいかかって作業終了。人数が多かったせいもあり、自分でやる事を見つけないと作業にあぶれてしまいがちで、チョロチョロ徘徊しているところを見つかってどやされるので常に気を使っているのが面倒だった。
単発バイトに対する扱いは奴隷のような感じで50のおっさんだろうが全員バイト君と呼ばれていた。歯車そのもの。
向こうの社員は常にプリプリ怒り口調の人が多くて最初は戸惑ったが、長い物を持つときは「気を付けろー」と声をかけてくれるし、面倒見はよさそうだった。帰りにおにぎりまでくれたし。
しんどかったけど終わった後は接客業とは違う心地よい疲れみたいなものを感じたので、たまにならこういう肉体労働もいいなと思った。